「こまめに水分を摂りましょう」とはよく聞くものの、実際にどのくらいの量を、どのタイミングで摂ればいいのか、意外とあいまいなまま過ごしている人も多いのではないだろうか。夏の水分補給は、量だけでなく「何を」「いつ」飲むかの工夫次第で、体の楽さがずいぶん変わってくる。
喉が渇いてからでは「すでに不足気味」
喉の渇きは、体の水分が一定量失われてから感じ始めるサインだと言われている。つまり「喉が渇いた」と感じた時点で、すでに水分補給が後手に回っている可能性がある。目安として、コップ1杯(200ml前後)を1〜2時間おきに、喉の渇きを感じる前から飲む習慣をつけておくと、こまめな補給がしやすくなる。
汗をかいた日は「水」だけでは足りないことも
大量に汗をかいた日に水だけを飲み続けると、体内の塩分バランスが崩れやすいとも言われている。麦茶や経口補水液的な飲み物には、水に加えて塩分やミネラルが含まれているものが多く、汗を多くかいた日の補給に向いている。麦茶はカフェインを含まないため、子どもから高齢者まで幅広い世代が飲みやすいのも利点だ。

冷たい飲み物ばかりに偏らない
キンキンに冷えた飲み物は喉ごしがよく、つい選びがちだが、冷たいものばかりを続けると胃腸が冷えて働きが落ちやすいとも言われている。1日のうち数回は常温や白湯に近い温度の飲み物を挟むだけでも、体への負担をやわらげやすい。特に起床後や就寝前は、常温の水や白湯を選ぶ人も多い。
カフェイン・アルコールは「水分補給」とは分けて考える
コーヒーやお茶に含まれるカフェイン、ビールなどのアルコールには利尿作用があり、飲んだ以上に水分が出ていってしまうことがあると言われている。これらを楽しむこと自体は問題ないが、「これを飲んだから水分補給はOK」と考えず、別に水や麦茶を用意しておくのが安心だ。
生活のリズムに組み込むと続けやすい
水分補給は「意識して頑張る」より、生活の中の決まったタイミングに組み込むほうが続けやすい。起床後・入浴前後・就寝前など、1日のうち5〜6回のタイミングをあらかじめ決めておき、それぞれコップ1杯を目安にすると、無理なく合計1.2〜1.5リットル程度に近づけやすくなる。
まとめ
夏の水分補給は、量だけでなく「喉が渇く前に」「塩分も一緒に」「冷たいものに偏らず」という視点を持つと、より体に負担の少ない摂り方に近づく。特別な飲み物をそろえなくても、いつもの麦茶や水の飲み方を少し見直すだけで、暑い季節を快適に過ごす助けになるはずだ。


