台風が近づく前日にやっておく家の準備|ベランダ・窓・水・充電のチェックリスト

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台風の準備は「前日に何をやるか」を決めておくと迷わない

台風が近づくと、ニュースで「早めの備えを」と繰り返し聞くものの、具体的に何から手をつければいいのか分からないまま当日になってしまうことがあります。備蓄品の見直しのような大がかりな話ではなく、ここでは「台風が来る前日の数時間でできる、家の中と周りの準備」に絞って整理します。

ポイントは、5つの場所(ベランダ・窓・飲み水・充電・浴槽)を順番に片づけていくことです。全部合わせても1時間ほどで終わるので、前日の夕方に一気に済ませてしまいましょう。防災リュックそのものの中身については、別の記事で詳しくまとめています。

前日にやる5つの準備を一覧で確認

まずは全体像から。それぞれの理由と、かかる時間の目安を表にまとめました。

台風前日にやっておく家の準備リスト

合計しても約50分です。1つずつ見ていきます。

ベランダは「飛ぶもの」を室内に入れるのが最優先

台風の強風で一番トラブルになりやすいのが、ベランダに置いてある物の飛散です。植木鉢、物干し竿、サンダル、小さな折りたたみ椅子などは、風にあおられると数メートル単位で動くことがあります。自分の家の窓ガラスを割るだけでなく、下の階や隣の家に落ちると大きな迷惑にもなります。

室内に入れるものの目安

  • 植木鉢・プランター(土が入ったものは重いので、無理せず壁際の低い位置に寄せる)
  • 物干し竿・洗濯ハンガー・洗濯ばさみ
  • サンダル・ほうき・ちりとり
  • ゴミ箱や折りたたみ椅子

室内に入れるスペースが取れない大型の物は、倒れないよう壁に寄せてひもで手すりに固定しておくと安心です。排水口の落ち葉やごみを取り除いておくと、大雨のときにベランダに水がたまりにくくなります。

窓まわりはシャッター・雨戸とカーテンの二重で守る

雨戸やシャッターがある家は、前日のうちに動作を確認して閉めておきます。台風当日は風が強く、閉めるためにベランダに出るのが危険になるからです。

雨戸がない窓は、カーテンを閉めておくだけでも意味があります。飛来物でガラスが割れた場合でも、カーテンが破片の飛散をある程度抑えてくれるためです。窓のそばに寝る場所やソファがあるなら、当日だけでも窓から離れた位置に移しておくと、万一のときの被害を減らせます。

窓ガラスに貼る飛散防止フィルムは、台風のたびに使える対策です。ホームセンターで数千円ほどから買え、サイズを測って貼るのに窓1枚あたり30分前後かかります。台風シーズンの前に、余裕のある日に貼っておくのがおすすめです。

飲み水は「1人1日3リットル×3日分」を確認する

備蓄の量で迷ったら、飲み水は1人1日3リットルが目安です。飲み水だけでなく、簡単な調理や歯みがきに使う分も含めた量で、これを最低3日分そろえておきます。4人家族なら3リットル×3日×4人で36リットル。2リットルのペットボトルなら18本分です。

いま家にある本数を数えて、足りなければ台風が近づいて店頭から水が消える前に買い足しておきましょう。食べ物は、火を使わずに食べられるものを選ぶのがコツです。停電やガスの停止があっても食べられるよう、パンやおにぎりのほか、缶詰、ゼリー飲料、カップに湯を注ぐタイプのスープなどを2〜3食分用意しておくと安心できます。

充電と灯りは前日の夜までにフル充電

停電になったとき、まず困るのはスマートフォンの充電が切れて情報が入らなくなることです。台風の進路や、自治体からの避難に関する情報は、スマートフォンで確認する場面が多くなります。前日の夜までに次のものを充電しておきましょう。

  • スマートフォン(当日は画面の明るさを下げ、省電力モードにしておく)
  • モバイルバッテリー(スマートフォンを1〜2回ぶん充電できる容量が目安)
  • 懐中電灯やLEDランタン(電池の残量も確認)

暗い中でろうそくを使うのは、倒れて火事につながるおそれがあるため避け、LEDライトを使うようにしましょう。

浴槽に水を張っておくと生活用水として役に立つ

断水したとき、意外と困るのがトイレの水です。節水型のトイレでも1回に4〜6リットルほど使うので、これが家族全員となると、すぐに足りなくなります。

浴槽を8分目まで張っておくと、150リットル前後の水を確保できます。トイレに流す分だけで25回以上まかなえる計算です。飲み水には使えませんが、手洗いや掃除、トイレの用途に役立ちます。

小さなお子さんやペットがいる家庭では、誤って落ちたり飲んだりしないよう、必ず蓋をしておきましょう。台風が過ぎたあとは、水を早めに使い切るか流して、浴槽を洗っておくと衛生的です。

前日のうちに済ませたい洗濯と食事の段取り

準備の合間に、洗濯と食事の段取りも決めておくと当日が楽になります。洗濯は前日のうちに済ませ、当日は室内干しにする予定にしておきます。台風の中で外に干せないのはもちろんですが、停電や断水になると洗濯機自体が使えなくなるためです。

食事は、冷蔵庫の中身を使い切る形で、前日の夜に多めに作っておくと安心です。停電したときは冷蔵庫の扉をむやみに開けないことで、庫内の冷たさが保たれやすくなります。保冷剤があれば、冷凍庫に多めに入れておきましょう。

台風の当日は「見に行かない」を徹底する

準備をしたあとは、当日は外の様子を見に行かないことが大切です。ベランダの物が気になっても、風が強い中で窓を開けて確認するのは危険です。

台風の進路や強さ、避難に関する情報は、気象庁や自治体の発表を確認してください。避難情報が出ているときは、この記事の内容より、自治体からの案内が優先です。

まとめ|前日の約50分で当日の不安が減る

台風の準備は、ベランダ・窓・飲み水・充電・浴槽の5か所を順番に片づけていけば、前日の約50分で終わります。一度リストにしておけば、次の台風のときも同じ流れで動けるので、ぜひスマートフォンのメモに残しておいてください。

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